文才がない人のぶろぐ

思ったこと・興味あることを適当に書いています。

電験2種を取りたい!!

電験二種とは第二種電気主任技術者ことで、結構難しい国家資格のことです。

電気主任技術者は事業用電気工作物の維持運用などに当たる際に法的に必要になる技術者のことで、まあ簡単に言えばビルとか変電所など、高い電圧を扱う建物は責任者を置く必要があり、それが電気主任技術者になる感じですね。

これには3種、2種、1種があり、それぞれ扱える電圧が異なっている感じです。3種は高校時代に3科目合格し、大学1年に全科目合格して、免状を持っているのですが、二種は取りに行こう、行こうと思いながら、月日は流れ・・・。という状態になってしまっているので、そろそろ受けに行こうかなと思っている感じです。

ただ、今やっている仕事とは全く関係なく、子供のころから電気工作が好きだった延長で勉強をしている、趣味なので資格を取りに行くことが何かにつながることは全くなく、ただの自己満足ですね。

大学時代に気分転換に

- 現代電気機器理論

- 送電工学・配電工学

- 制御工学

とか読んでいたから、思い出せば受かるかな~とは思っているのですが、いかんせん「法規」が苦手で、3種の勉強をしていた時も法規だけはほぼ山勘でやっていました。

この科目の勉強をする気になるかどうかで、受けに行くかどうかが決まりそうです・・・。

とりあえず、ブログに勉強したことをまとめるのもいいかなと思い、やってみようかなとは思っています。(この熱意がいつまで続くかはわからない・・・。)

2022年のセンター入試ではなくて共通テストの数I・Aについて

お久しぶりです。

久方ぶりの更新です。読んでいる人はいるのでしょうか。

コロナが相変わらず流行していますが、皆さんはお元気に過ごされているでしょうか。さて、私のほうは仕事をやり、リモートワークで見事に筋力は落ち、ただでさえない体力の低下が著しいこの頃であります。

本題ですが、今年の共通テストの数学難しかったですね。。。

平均点は数I・Aでは40点を切る、どこに焦点を当てて問題を作ったのでしょうかと思われてもしょうがないかなという問題でした。

仕事の合間に個人的に解いてみましたが、すんなりいく問題はほとんどなかったような気がしますね。二次関数の問題とプレゼント交換の問題が古典的なテーマだった気がしますが、それでも今までの問題より難しいと思いますし、整数方程式に至っては数学好きはいいけど、それ以外は解きたくないことは必至のめんどくさい問題だしで(この問題は絶対時間が足りなくなると思う。。。)、受験生は頭真っ白で間違いなし。。。

作成者の意図として個人的には、「思考力がこれからの時代は大切だ。基本的な問題じゃだめだ。」という感じなのかなとは思いました。ですがだったらまず、教科書と授業を変えて、生活の中には数学こういう風に使われていていろいろなことに応用されていることを理解したり、教科書の章末問題を今回の共通テストのようにちょっと角度を変えた視点の問題を増やしたりするほうが先では?と思ってしまいました。あと、圧倒的に時間が足りない。思考力じっくり試したいのであれば問題数は減らすべきではないでしょうか。(それはそれで問題があるとは思いますが。)

まあ、頭のいい人はそんなことを思うことはないのでしょうが。

解答速報は軒並み出ていますが、暇なときに解答をアップできたらなーと思っています。

研究科の仲間との談義・回想録

先日、大学院の研究室の先輩後輩で軽い飲み会をした。もちろん、このご時世の都合上、オンラインでの開催だった。博士後期課程に進学した後輩も大変そうだが順調に進捗を出し、今度査読雑誌に論文が掲載されるみたいだ。すげーな、後輩。

先輩は結構有名な出版社から二本目の新書を出版し、これも結構良い評判になっている。結構過激な事を書いているため賛否両論はあるかも知れないが、議論を呼ぶには良いと思うし先輩の本の指摘も間違っていないと思う。(もちろん、言い過ぎではと思う箇所もあるが。本を読んですべて納得できることなどもなかなかないが・・。)また、先輩も論文を書いた。

飲み会では経済学でこのご時世の問題を少しでも解決出来ないかなみたいな話がほとんどだった。経済学はとかく世間での受けが悪く、役に立たないと言われている。それ自体は無理もないと思う。あまりに突飛な仮定を置くため、そこでもうついていけない人は拒否アレルギーが絶対でる。合理的で効率的な、計算的人間観。そんな人間は居ないだろうと思う。でも、自分自身社会に出て組織や社会の中で色々経験してみると「あっ、その理論で説明できるか」と思う事が多いなと思うようになった。多かれ少なかれ人間は損得を意識して生きているのだろうと感じる事が多くなった。コロナが流行り始めた時のマスクの買い占めはゲーム理論囚人のジレンマでほぼ説明出来るし、この行動の背景にあるのはとても合理的判断に基づく個人の利己的行動だ。

たぶん、個人的意見だが経済学は学んでも応用できない人の方が多いと思う。社会現象に興味がある冷めた人間が一番向いている気がする。(自分だってちゃんと理解しているかなり微妙だと思う)

もちろん、経済学の理論や実証、歴史分析などで今起きていることのすべての分析や予測が出来るようになるとは到底思わない。でもそれは友人に話したが気象や、医学、地学などとたぶん同じ。精度の違いがあれど(その精度の違いが大事だろうと言われればまあそうなのだが)台風の予測進路、将来大きな病気になる確率、地震が起こる確率、経済破綻が起こる可能性、これらはたぶん現段階では絶対そうなるとは言い切れない。曖昧な言い方、確率にというもので評価しなければならない。けれど、これはしない方が良い、こういう対策をすれば損害を押さえられるなどその確率を下げる方法、起きたときの対策はどの分野も少しずつ進歩している。

色々飲み会で話した事で考えたこと、感じたことを書いたが、結局自分は大学院とかの研究とかの話が好きなのだなぁと再確認してしまった。チャンスがあるなら社会人博士として研究またやりたいなと思っている。(もう頭がついていけるかは分からないけど)

懐ゲーを観て、昔を思い出す

最近、youtubeで小学生の頃やっていたゲームをよく観ている。私の小学校時代は暗黒時代そのもので(性格に言えば幼稚園、保育園も同様です)、いじめられて、不登校、ほぼ孤立みたいな6年間だった。ストレスと元々の体の弱さもあり、病気が多かった。ちなみに卒業アルバムを見返したときに、顔が違いすぎて誰だか分からなかったくらい、自信がなく、覇気もなかった。

その頃の唯一の救いが、レースゲームとアクションゲームだった。特に影響を受けたのが風のクロノアシリーズだった。風のクロノアシリーズの特徴はクロノア異世界の救世主として召喚され、冒険をし、そして異世界を救うと強制的に自分のいた世界に戻らなければならないという特徴がある。(細かい設定はたくさんあるのだが、文才がないため説明できない、情けない)必ず別れが約束されている物語になっているのだ。

さてそんなクロノアシリーズの第2シリーズをよくやった。グラフィックも綺麗で、なんといっても世界観が好きだった。そのゲームの中に哀しみの国というステージがあり、その国は時間に関係なく夕暮れ時で、住人は誰もおらず(正確に言えば王がただ一人いる)、ただの廃墟が広がっている国であった。当時は自分の気持ちを説明すると哀しみのという感情に近いのではないかということ、そして誰からも理解されず孤立し、孤独に生きていくのかと思っていた。他人が持っている平均的な頭の良さ、運動神経に憧れ、自分が欠けている人間に思えた。また、そのゲームの主人公のクロノアみたく強く生きたいものだとも思っていた。

そんな思いは今でもそんなに変わっていない。今でも欠落している人間だと思っているし、人より体は弱い。ただあの頃の自分と違うことは自分の得意なことを見つけ、がむしゃらになれる自分を知っているかどうかだと思う。強くなれた自信はないが、少しは昔の憧れのクロノアに近づいた気はする今日この頃です。

大学入試セレクト 2020年名古屋大学 数学

調子に乗って去年の名古屋大学の問題を解いたので今年の東大と同じように雑な説明をしていきます。

レベル的にはかなり厳しいセット。大問が4つしかなく、大問1を除き(それでも引っ掛けがあるから油断できない)、かなり難しい。大問2が取りやすいかな程度の違いで、試験場は重苦しい空気が漂うことは必至な気がします。

大問1

全問題のなかで一番方針が立てやすく、やることが明快な問題。明暗が分かれるのは(2)の面積の出し方です。ベクトルだから内積計算して、そこからsinθを出してとかやると大変かもしれません。忘れがちな公式を使うと簡単に出たりします。そこを越えればばできると思います。

大問2

mが与えられているという状態から始まる問題。

とりあえず、(1)は取って、(2)に時間を割きたいところ。まあ式を弄って、なんとなく上手くいきそな感じの式にして、ちゃんと場合分けすれば解けるはず。難しいけど時間をかければ論証はごまかしとかもあるかもしれないが、答えは出ると思います。

大問3

大問1、2でもグロッキーな思いをした人がこれでもかと思う大問3です。ここでまさかの抽象関数の問題。それもかなりの重め。

(1)は平均値の定理を使って予備校の先生は答えを出していたけど、そんなの試験場で浮かぶかよって個人的には思いました。エレガントだとは思います。地道に条件から増減表を作ってやっても汚くなりますが示すことはできます。

(2)はなんと言っていいのでしょうか。とりあえず、難関校でよく使う手の三角関数の変数変換を行い、形を変えてやることがこの問題の第一歩。そこを越えればそれっぽくなりそうな変換とかすれば答えが見えて来る。(3)は気付けばエレガントな解法もありますが、時間内に浮かんだのは前の問題を繰り返し使い回す方法でした。まあ、根性で解けないこともないかなと思う。

大問4

もういいだろと思うけど、まだある地獄を感じる問題。確率漸化式。それも汚いし、解きにくいし。

(1)は冷静に計算しましょう。

(2)はまあ条件から漸化式を作り、計算するだけ。以上、言えば簡単ですがめんどくさい。条件式は3つくらいになるし、一つの式にすれば3項間漸化式になるから解くのもめんどくさいし、もう嫌って感じ。

(3)私はここで時間内に解くことを断念しました。時間内に全て解かす気ないでしょ。名大さん。

まあ、場合分けして、増減とかに着目して計算すれば答えは出るけど、もうやりたくない。

 

以上が2020年の名大、かなり厳しめの数学です。今年は易化したらしいが、それはもうこれ以上難しくしたら差が出ないでしょ。これ多分、1完+αでも足を引っ張らない気がする。2完で十分かな。

私は時間内に大問1、2、3と4の(1)(2)で力尽きました。名大は大問が少なくて時間が長いから、半端な理解力じゃ太刀打ちできない問題が多い気がします。

季節遅れの大学入試 今年の東大の数学

今年も大学入試が終わりましたね。コロナがあり受験生はただでさえ大変なのに、大変度合いがさらに高まった受験だったと思います。

さて、今年の東大の数学の問題を解いたので感想と批評とかを書こうと思ったのですがめんどくさいのあり、難しかったのもあり(毎年難しいですがね)、書く気があんまりおきません。

大まかの概要を書くことにします。レベル的には東大らしいセット。

一問目・・・領域の問題。典型的な問題でファクシミリの原理を使う問題ですが、やったことのない人は厳しい戦いを強いられることは間違いないでしょう。一変数なら簡単ですが、二変数なので変数の動かし方や範囲の調べ方など気を付けることは多く、やったことがあっても悩んだ人もいるでしょう。でもとったほうがいい問題です。

二問目・・・パット見ると複素数の平面の問題。だけどという癖がある問題。一問目がまともに解けていないと結構焦るかもしれません。とりあえず、(1)を冷静に解いて、(2)適当なところまで解いて次に行ったほうがよさそうな気がする。

三問目・・・これはとらなければいけない問題。特に難しいところは多分、今回の問題の中ではないほう。計算がめんどくさいかもしれないが、取れないと数学が足を引っ張ることは確実です。

四問目・・・難しい、というかめんどくさい整数の問題。これは取れたらラッキーくらいの感じで取り掛かるのがいいと思う。(1)、(2)まで取れたら御の字かな。

五問目・・・取りやすい問題。丁寧に微分して、増減表を分析すれば多分解けるはず。(1)が解ければ(2)も行けると思うので、頑張って取りたい。

六問目・・・私的にキー問題かな。これをちゃんととれていたら5割を死守できると思う。(1)と(2)のつながりを見失うと確実に解けなくなってしまうかもしれないが、ちゃんと情報を整理すれば解ける。あとは(3)で間違えず場合分けをすればあっけない答えが出るはず。

三問目、五問目、六問目を解いてあとは半解狙いがいいかな。一問目も解ければ4完+αになるかもしれない。

言えることは東大の二項係数が絡む整数はめんどくさいということかな。少なくとも今年の問題は捨て問だと思う。時間かかったかかった。時間内だったら、一問目、二問目の(1)、第三問、第四問の(1)、(2)、五問目、六問目が限界でした。

本の紹介 ゲーム理論・メカニズムデザイン編

今回は大学院では数理経済学という名で講義が開かれているだろうと思うミクロ経済学の発展系の本を紹介していく。ミクロ自体は専門ではないので洋書は紹介出来ない。すいません・・・。

 ゲーム理論

経済学のためのゲーム理論入門

経済学のためのゲーム理論入門

 

この本は学部レベルのゲーム理論はこの本だと思う。理論と応用の割合がちょうどいい感じになっている。重要な定理などには簡単な証明もついているので理論も勉強出来るし、そのあとには経済学における応用例も書かれているので勉強がしやすい。とりあえず、ゲーム理論の理論系に進む予定がなければこの本をしっかり押さえておけば問題はないと思う。またこの本で扱っている内容は非協力ゲームだけなので、協力ゲームを勉強したい場合はこの本は向かない。大学での指定参考書であった。

 

ゲーム理論 新版

ゲーム理論 新版

  • 作者:岡田 章
  • 発売日: 2011/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 次に紹介する本は岡田のゲーム理論である。レベル的には修士1年くらいだと思う。この本は理論書なのでゲーム理論の解の定義、概念を説明した後に定理、証明、例と続く。和書でこの本より詳しいゲーム理論の本はないと考えられる。ギボンズで扱っていなかった協力ゲームも書かれており、一通りの内容を知ることが出来る。この本を100%理解出来たら洋書もたぶん怖くないと思われる。大学上級から修士一年のときに勉強した。かなり苦戦したがゲーム理論の奥深さを知ることが出来た気がする。

 

協力ゲームの基礎と応用

協力ゲームの基礎と応用

  • 作者:中山 幹夫
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: 単行本
 

 協力ゲームについては中山の本で勉強した。岡田の後半に書かれていた協力ゲームについて詳しく書かれており、岡田ではなかなか理解しにくかったところもこちらの本を読むことで理解が出来たりする。協力ゲームに関してはあまり和書では本がないのでとてもありがたい本だと勉強しているとき思った事を覚えている。(私が知らないだけかも知れないが・・・。) 

 

カニズムデザイン編

カニズムデザインはいわゆる制度設計の理論でミクロ経済学理論分野ではhotなtopicだと思う。(それでもたぶん基本的な発見は終わったと思うが。)

 この本は数学的なレベルも押さえつつも最先端のオークションの理論やマッチングの理論を紹介しており、メカニズムデザインの応用先であるオークションやマッチングがどんな分野かを知ることが出来る。また、実際に現実の社会に応用されやすい分野でもあるので勉強していて楽しいと思う。

 

 上記の坂井の本をもっと数学的に厳密に、かつオークションやマッチングのような応用だけではなく社会選択理論や遂行の話まで、メカニズムデザインを厳密に学ぶための一通りの内容が書かれている。記述スタイルは定義、定理、証明、例の順番で書かれている。また、軽く位相数学を理解していると分かりやすいかもしれない。内容は上に書いたように濃密で、理解することが出来たら気になる参考文献をあさり、研究の入り口に立てると思う。大学院の修士1年の夏休みの時にじっくり読んだ。とても面白く、専攻変えようかなと冗談半分で思ったのを覚えている。

 

オークション理論

オークション理論

 

 オークション理論に特化したクリシュナの本を日本語訳に翻訳した本。オークション理論の大家が書いた本を日本語で読めるのはかなり嬉しい。ただ内容も結構難しい。重要なファーストプライスオークションとかセカンドプライスオークションなどはこの本で勉強した。しかし、読破はしていない。暇の時でもまた読もうかなと思っている今日この頃である。

 

 こちらの本はゲーム理論と書かれているが本質的にはマッチング理論の本。マッチング理論の内容をただ説明するだけではなく、離散凸解析的な見方をした場合、どのような解釈をすることが出来るかなどが書かれている。内容的にはマッチング理論に進みたい経済学系の院生や情報系の院生が対象だと思う。大学院修士一年の時に軽く読んだ。